どんな逆境だってたのしんでしまえ

9/22から怒涛の３日間だった。

 

9/22：「新しい地図」サイト公開

9/8に事務所を退所した３人が立ち上げたサイトがオープン。寝て起きたらいきなり凄い世界が待っていた！

正直、「新しい地図＝NEW(S)MAP」という解釈があると聞いた時（本人たちがそうとは言った訳ではない）、ちょっとムズ痒くなったの私だけ？笑　でも、このくらい分かりやすいメッセージを放ってくれるのはとっても嬉しかった。しかもサイトを開いたらまず動画が流れてきて、その最初のメッセージが「逃げよう」って！

逃げよう。

自分を縛りつけるものから。

ボーダーを超えよう。

塗り替えていこう。

自由と平和を愛し、

武器は、アイデアと愛嬌。

バカにされたっていい。

心をこめて、心を打つ。

さあ、風通しよくいこう。

私たちは、

新しい地図

誤解（意図的なのかは知る由もないが）を受けるメッセージだしこれだけでネガティブなイメージを受ける人もいるかもしれないけど、私はすごく開放的でポジティブな印象を受けた。このサイトが立ち上がっただけでもうメディア論やら社会学やら、あらゆる方面から語られてる。解散報道以降の対応を見ても、たとえ批判的に語られても、彼らは決してブレないじゃないですか。もはやこの動きに対してどんな意見を持って語ったところで、どんどん世間の関心が集まるだけで彼らは動じない。これまで20年間もそうやって好奇と批判の目に晒されてきた訳だから。そもそもほぼ国民全員がSMAPのストーリーを知っていてこそこの動画も話題になるのであり、そういう意味ではこの人たち強いよなあ。

サイトのネーミングのわかりやすさや、真っ直ぐなメッセージは、新聞広告（相当費用もかかっているだろうに）の「感謝の気持ちをファンの方に伝えることを何よりも優先したいとの３氏たっての希望」が理由というのが、何よりも説得力がある気がする。

 

9/23：スマステーション最終回

慎吾が２４歳の時から１６年間続けていた番組が終了した。ゲストは山本耕史。ありがとうヤマコー！大河の新撰組で局長と土方として相棒組んでからの仲。頑なに教えようとしない慎吾の携帯電話の番号を盗んだり、驚くべき執着と愛で慎吾の心をこじ開け、最終回近くに「おまえがいたから、ここまでやってこれた」と香取慎吾にメールを書かせた男。去年ヤマコーさんのところにお子さんが生まれた時、マスコミに漏れる前に慎吾がカメラに向かって祝福したのがスマステの生放送。そして、そのスマステの最終回に、慎吾の隣にいてくれた。居てくれて良かった。ご厚意で東京タワーがスマステカラーに変わり、スマステが、慎吾が、どれだけ愛されているのだろうと思って胸が熱くなった。国民的スターに「夢が叶っちゃったよ〜」と言わせる東京タワー半端ないな。

最後、スマステ終了を新聞の記事に載ったことを聞き、その後の8/12にプロデューサーから正式に番組終了の話を聞いたっていうのをサラっと言って。思わず聞き流しそうになるくらいサラッと言ってて、こういうのを笑顔で嫌味なく言えるところが慎吾っぽい。他の人が言ったら嫌味に聞こえそうなことを子どもが無邪気に無神経なことを言っちゃうみたいに慎吾は出来るよね。慎吾が番組が終わることに納得いってなくて悔しいんだろうなあっていうのがこのサラっとチクったことで伝わってきた。笑

 

9/24：AbemaTVで72時間TV放送決定

 夜中にしんみりして、寝て起きたらこの報道！この３日間で起承転結しちゃってる！まさか地上波TV終了した翌日にネット番組の開始報道をするとは！！！TVで出来ないならネットに出ます、っていうこの変わり身の早さ！！！好き！！！！なんだろう、SMAPがNTTとの契約切れた後にSoftBankと契約して「SMAP→SoftBank」というフレーズであの１分間CMを流した時の衝撃と似てる。挑戦的で、反感も買うだろうけど、なんか楽しそう！ワクワクする！っていう印象は変わらない。退所したら暫くは大人しくしてるのかなあとか思ってた自分を殴りたい。とっくに３人は前向いて進んでた。

他の芸能人では当たり前のSNSをデビューするだけで、これだけニュースになるって逆に凄くないか。公式サイト以外でネットをしていなかったジャニーズに居たからこそ、これまでと圧倒的に差別化できるという皮肉。

スマスマ最終回で再放送したくらい伝説の27時間TVを逆さにして72時間？狂ってる！でも面白い！という企画の妙。何だかSMAPが黄金伝説のスタッフと番組した時くらいの無茶苦茶な、でも確実に面白いだろこれ！っていう感覚を思い出す。滅茶苦茶に使われてこそ輝く人たち。「華麗なる逆襲」の「買い被らないでどうか茶化してよ」を思い出す。話変わるけど、この華麗なる逆襲の椎名林檎さんの詞がこの状況を予言してたのかってくらいドンピシャなので是非聴いて欲しい！！！！！！！！！！まだまだ勝負しちゃいないぜほんのついさっきまでの全てを予兆と呼ぶから！！！！！

あとさ、顔が可愛い（真顔）。ネットに普通に３人の写真が流れるとなんかドキッとするんだけど、いちいち顔が整ってる。ネット解禁にあたってビジュアルって大事なんだなって当たり前に再確認した。

SMAPの人気はテレビと共にあったけど、今はテレビはオワコンって言われてる時代。テレビの衰退とともにSMAPも解散し、３人はSNSとネット番組を始める。音楽番組がなくなったことで、試行錯誤してバラエティーへの道を歩み始めたSMAPの歴史と似ている。ピンチをチャンスにしようとしている。彼らと彼らを取り巻く大人は時代を読み取る力がズバ抜けていると思っているけど、それと同じくらいSMAPは時代に愛されているんじゃないか。もはや時代を読んで引っ張ってるのか、それとも時代が彼らに合わせてるのかと思うくらいタイミングが絶妙。

このニュースを見てえらく興奮した私は、「アイドルがどんな仕事を与えられるか」っていうところにアイドルを楽しむ中で重きを置いているのかもしれない。３人にめちゃくちゃ魅力があるのは承知の上で、何をするか？どういう風に展開していくか？という、ある意味マネジメントに興味があった。私はSMAPに与えられる仕事が大好きだったけど、それは元マネージャーの飯島さんが辞めた途端に失われたと思った。けれど今の３人にまつわるあれこれにはSMAPのときに感じていたワクワクと同じ印象を受ける。もしかして、ミッチー（飯島さん）、貴方なの…？！もしいないとしたら、誰だ、Iの意思を受け継ぐ者は？！って騒ぎ出しちゃう。

 

ただ、私はジャニーズ事務所に残った２人も、所属する他のタレントも好きだから、うまく共存していってほしい。新しい彼らにワクワクしつつ、不変的なジャニーズもまた愛しているのである。